コミュニケーションの3つの能力

言語を使ってコミュニケーションを図る上で必要とされる個人の基礎的な能力には、一般的に以下の3つがあると考えられています。1つ目が知識、2つ目が意欲や関心、3つ目が理解して表現する力です。

1つ目の知識については、学校教育で重視されているような単語、熟語、文法、発音といったものを指します。しかし、それだけでなくコミュニケーションを取りたい相手の育ってきた文化のことや、コミュニケーションに関するその国のマナーや常識といった、あまり学校教育では学ばれない点も知識に含まれます。どんなに単語を知っていても、その単語を使うべきTPOが分からなければ、円滑なコミュニケーションを育みにくいとも言えるでしょう。

2つ目の意欲や関心については、そもそも周りの人たちに積極的に関わろうとする姿勢や、よく知らない人であってもコミュニケーションを図ろうとする態度のことです。たとえつたない語学力だと思っていたとしても、それに尻込みしてしまっては先に進むことはできません。日本人が完璧な日本語を話せるわけではありません。そもそも言葉において完璧などはなく、コミュニケーションがとれればそれで十分ともいえるのです。英語においても同じことがいえるでしょう。

3つ目の、理解して表現する力については、自分の知識や関心を、うまく他者に伝えることができる能力のことです。これもTPOを考えた上で、それに応じた適切に表現することが理想的です。とはいえこの能力はなかなか独力では行いにくいということも確かです。

もちろん、どれか1つを伸ばせばよいわけではなく、この3つがバランス良く伸びていくことで、コミュニケーション能力が上がっていくこととなります。